聞こえる人と聞こえない人を繋げるためにもある手話通訳について
- hysbrmk114
- 2024年11月28日
- 読了時間: 4分
ここから読む内容から身近に、ろう者がいるかいないか関係なく、人と人がどう関わるかそんなことを感じながら読んでもらえたら嬉しいです。
●手話通訳とは?
聴者が言っている事をろう者に、またろう者が言いたい事を聴者に伝えるための手話通訳。
●手話通訳派遣とは?手話通訳が必要な場合に、市に通訳者派遣を申請し、手話通訳者派遣する。
そこで断られるケースがいくつかありますが、その中で私の経験で伝えます。写真通りのメールが送られてきました。

以前の私なら、きっと「耳の聞こえない人は、社会から邪魔者。」というふうに捉えていたのであろう。
でも、今はそう捉えることなく、まずは手話通訳派遣が不可であることを一旦、受け止めています。その上で、自分は何があったらできるかそれを考え、主催者関係者と相談して、行動しています。
いくら、ろう者本人にとって必要としているのに、市の判断で断るそもそもの考え方がおかしいとはいえ、この社会の中で、こういうケースは香川だけではなく全国各地でも起こっています。あなたは、そのとき、どんな考え、感情をもち、どんな行動をしていますか?
大事なことは、「断られた」ということに目を向けるのではなく、聞こえない自分が、何をすべきか、いろんな方法や対策を考えること。市に手話通訳派遣依頼する他に、自分が色んな人と出会い、繋がりや信頼関係をつくっていく。
手話通訳派遣依頼したときに断られたとしても色んな人と繋がっていると、もしかしたら協力してくれる人が出てくるかもしれません。
色んな人と出会うことはすごく大事だと、とても感じています。これは手話通訳のことだけではなく、人生においてもそういえますね!
やはり、ろう者にとっては、こうして手話通訳派遣を断られて、結局参加を諦めたり、落ち込んだり、怒りやネガティブな感情だけが出てきたりすることが多いと思います。
それで解決するのだろうか。一方的に批判や不満ばかり言っても解決はしませんよね。周りの人に相談したり、考えたりして、広い目で見ながら、自分にできることをやっていくことも大事なのではないでしょうか。
これからの社会は30年後、40年後には大きく変わっていることが想定されるかなと思います。例えば、高齢社会が進み、介助できる若者も減少していくかもしれません。もし、そうだとしたら、まず何を考えますか?
介助してくれる人がいないから、自分が高齢になったら困る…どうしようかというだけでいつもと変わらない生活をしていくのと、食事生活や運動などを工夫し、自分にできることをしながら生活していくとでは、だいぶ違うと思います。
つまり、将来を見捉えて考えたり、行動することが大事ですね。それと同じ事だと思います。
そして、一番困るのは通訳の方ではなく、聞こえない私たち。聞こえなくて手話通訳が必要なのに、派遣してもらえなくて、仕方がなくてそれで終わらないように、自分にある力を活かして、聴者に協力してもらい工夫しながら、共にやっていくことも大事かなと私は思います。
市や、手話通訳派遣事業にこだわっていては、行政や事業だけで限界があります。そのためにも、将来を見捉えた行動が必要ではないかと考えます。
私がこれまで参加してきた中で、主催者の聴者に言われた言葉があります。(一般的に誰でも参加できる講座の場面です。)
私「(前半省略)主催者側で、手話通訳の情報保障のご準備いただけるとありがたいですが、可能ですか?」
↓
相手「情報保障を準備することができないので、申し訳ありませんが、逆に迷惑をかけたらいけないので参加を控えていただけたほうがいいかと思います。(後半省略)」
このようなケースについて、情報保障を配慮することができなくても、参加するかどうかは私の決定権にあるので、話はまた違ってきます。
まずは、私に対する気遣いの感謝を伝えて、お互いにベストな方法を話し合って、一緒に考えていきませんかと提案したら、その結果、手話通訳通訳はなしで、色んな方法を話し合って、ベストな方法で参加することができ、お互いに理解を深めることができました。
●分かったこと●
主催者側は、ろう者と関わった経験がなく、コミュニケーション方法を知らなかったとのこと。ーーーーーーーーーーーーーー
こういうことから、コミュニケーション方法や、ろう者と関わる方法を知らない聴者が多いのです。逆にろう者の中でも、聴者とコミュニケーションができるのだろうかと不安を感じている人も多いです。
知るか、知らないかその前に、関わろうという気持ちや、理解しようとする気持ちが大事ですね。そして、社会に入りづらく感じている人が社会の中で生き生きと過ごしたり、コミュニケーションに対する壁を壊していろんな人と関わり、一歩踏み出す人が増えてきたら、嬉しいです😊



コメント