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聞こえないからこそ気づけた人間関係の大切さ

更新日:3月20日

私は前職で、大手企業の障害者雇用枠で約4年間働いていました。当時は若く、与えられた業務をこなすだけの日々で、「積極的に仕事に取り組む」とはどういうことかも分かりませんでした。職場での人間関係も、聞こえないことで話の流れがつかめず、話しかける勇気を持つのに苦労していました。


働きやすい環境を求める気持ちはありましたが、それには自分の努力と、周りの理解の両方が必要だと感じながら仕事を続けていました。その後、家業の石材総合商社に転職し、7年以上が経ちます。この経験を通じて、聴覚障害者が働く上で、課題を解決すれば、聴者とほとんど変わらない働き方ができると気づきました。


たしかに、電話対応や会議でのコミュニケーション、状況把握の難しさなどの課題はあります。しかし、それらを工夫や努力で乗り越えられれば、働き方は自分次第で変わります。


私自身も、最初は与えられた業務をこなすだけでしたが、あるきっかけで業務の幅を広げるようになりました。お客様対応や営業事務、新事業開発、プロジェクト運営など、多岐にわたる業務に挑戦し、自信を得ることができました。お客様との信頼関係を築くために、電話ではなくメールや対面での対応を工夫するなど、自分に合った方法を模索してきました。


このように仕事の幅を広げられたのは、社長や社員の皆さんから「未来ならできる」という信頼を得られたおかげです。お客様も、私が耳が聞こえないことを理解し、協力してくださっています。信頼関係の重要性を実感しています。


仕事や人間関係で悩みや行き詰まりを感じることは誰にでもありますが、それを整理し、視野を広げることで、新たな気づきや解決策が見えてくることがあります。コーチングセッションでは、あなたの課題を整理し、次の一歩を見つけるお手伝いをします。困ったときや迷ったときは、ぜひお気軽にご相談ください。


 
 
 

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