思い込みに、知らないうちに縛られていませんか?
- 1 日前
- 読了時間: 4分
―「自分には無理だ」と決めつけていた私が、一歩踏み出せた理由―
「思い込み」と聞いて、みなさんはどんなイメージを持ちますか?
最近、私自身が**“思い込みの力”と“その怖さ”**について、深く考えさせられる出来事がありました。それは、仕事の中での経験です。
「自分にできるのは、ここまで」だと思い込んでいた頃
私は、以前障害者雇用で働いていた時期があり、10年ほど前までは、いわゆる簡単な事務業務を担当していました。
その後、転職してからもしばらくの間は、「自分にできるのは、ここまでだろう」と、自分で限界を決め、簡単な業務を中心に担当していました。
営業事務に変わってからは、お客様対応、見積作成、納品までの一連の流れを任されるようになりましたが、それ以上の業務に踏み込むことはありませんでした。
心のどこかで、「私にはこれ以上は無理」そう思い込んでいたのです。
知識ゼロ・経験ゼロで、経理を任されて
そんな中、経理担当の方が退職されることになり、私が経理業務を引き継ぐことになりました。
知識はゼロ。経験もゼロ。
「自分に経理なんて、できるわけがない」
正直、それが最初に浮かんだ気持ちでした。なぜなら、資格もなかったから。
これは、過去の経験から「どうせできない」と決めつけてしまう “学習性無力感” だったのだと思います。
学習性無力感とは、失敗体験などを通して「頑張っても無駄」と感じ、行動する前から諦めてしまう心理状態のこと。
この状態になると、“今の自分”や“今の環境”という事実が見えなくなってしまうのです。
「本当にそれは事実?」と自分に問いかける
「自分には無理だ」そんな考えが浮かんだとき、私が大切にしていることがあります。
それは、「本当にそうなの? それは事実?」と、自分に問いかけること。
障害者雇用で働いていた頃の私と、今の私は、本当に同じでしょうか。
環境も、任される仕事も、これまで積み重ねてきた経験も、確実に変わっています。
知識ゼロ・経験ゼロでも、学べる環境があり、相談できる人がいて、一つずつ覚えていけばいい。
そう考えられるようになったとき、「できない」という思い込みは、少しずつほどけて
いきました。
体調を崩すほど必死だった引き継ぎ期間
年始から、本格的に経理業務がスタート。
前任者の指導を受けながら、毎日薬を飲み、体調を崩すほど必死に食らいついた日々。
それでも、最後まで引き継ぎを完了させました。
今振り返ると、8〜9割はできるようになっていた自分が、確かにいました。
当時は本当に苦しくて、誰かにSOSを出したい気持ちもありました。
けれど、そう簡単に弱音を吐ける雰囲気ではなく、一人で抱え込んでしまっていました。
そんな中で、前任者の存在、そして社長でもある父の励ましが、私を何度も支えてくれました。
120%を求めて、自分を苦しめていた
振り返ると、行動を制限していたのは、環境でも他人でもなく、
他でもない「自分自身」でした。私は、「経理として120%を目指さなければいけない」という高すぎるハードルを、自分に課していました。
けれど、もし周囲が「100%じゃなくてもいい。8〜9割できていれば十分」
と思っていたとしたら。このギャップこそが、私自身を苦しめていた原因だったのだと
思います。
思い込みを手放すために必要だったこと
体調を崩したことは、「立ち止まって考え直して」というサインだったのだと思います。
経理の役割や自分の立場を、冷静に、客観的に見つめ直しました。
情報不足による不安、考えすぎてしまう癖。
だからこそ、人に話すこと。意見をもらうこと。客観視すること。
それが、思い込みから抜け出す大きなヒントになりました。
最後に
たとえ失敗したとしても、その経験は必ず次につながります。
過去に縛られて立ち止まるより、今の自分を信じて、一歩踏み出す。
思い込みに気づけたとき、私たちは仕事でも、人生でも、また一歩、前に進めるのだと
思います。あなたは今、どんな思い込みに縛られていますか?
もし一つ手放せるとしたら、あなたは何に挑戦したいですか?



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