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その言葉、本当に届いてる? 〜伝える力より、伝わる工夫〜

更新日:5月29日

お墓参りに行ってきました。静かな場所で手を合わせていると、心がスッと整っていくのを感じます。そんな中、県外のクライアントさんからオンラインで、こんな嬉しい言葉をいただきました。


未来さんのおかげで、数年前と比べて現場での私への反応が良くなったんです。周囲から“変わったね”と言われるようになって、自分でもようやく成長を実感できるようになりました。難しいこともありますが、いろいろ教えていただきながら、少しずつできるようになってきたと感じています。


これまで多くの方と出会ってきましたが、未来さんのように“その人に合わせた指導”をしてくれる方は本当に少ないです。だからこそ、私にとってはとてもわかりやすく、理解しやすかった。本当に感謝しています。


誰かの変化に触れるたび、私自身も改めて感じます。私自身がクライアントさんをサポートさせていただく中で大切にしているのは、「相手の立場に立ち、言葉を選び、話すこと」です。


私たちは、つい当たり前のように言葉を並べて話してしまいがちです。けれど、それが相手にとっても同じように伝わるとは限りません。なぜなら、人それぞれ、生まれ育った環境も、学んできたことも、経験も違うからです。


知識や感じ方、情報の量に違いがあるのは、当たり前のことなのです。


だからこそ、目の前の相手を尊重し、その人の気持ちや背景を想像しながら、言葉を選ぶことが大切だと思っています。「こう言えば伝わるはず」と思って伝えた言葉が、相手には一方的に押しつけのように感じられたり、時には自己否定につながってしまうこともあります。


無意識のうちに、一方的に決めつけたり、アドバイスを押しつけてしまうこともあるかもしれません。ただ、そうなっては、当然かもしれませんが、逆に相手もその言葉をどういう視点でいかに受け取るか、そこも大事だと思います。


いろんな視点をもつことで、苦しむことなく受け入れらるかもしれません。


私は耳が聞こえないために、状況のすべてを言葉だけで正確に受け取ることが難しいことがあります。そのため、何気ない言葉に引っかかってしまい、「もしかして自分を否定されているのでは?」と不安になることが、これまで何度もありました。もちろん、そう感じてしまった背景には、情報が十分に届いていなかったことや、私自身の思い込みもあったかもしれません。


けれどこの経験から、「人は、同じ言葉を使っていても、それぞれ違う受け取り方をする」ということを実感するようになりました。だからこそ、相手の立場や背景を想像しながら、言葉を選んで伝えることの大切さを、私は日々感じています。


例えば、もしも誰かが(聞こえる聞こえないは置いといて)あなたに何か言っているのに、その言葉が聞こえず、表情やジェスチャーでの意味もわからなかったとしたら、どんなふうに感じるでしょうか?


その人が何を意図して言っているのか全くわからず、不安や戸惑いを感じるかもしれません。そこに、もしも言葉がちょっと強く聞こえたり、否定的に感じられる場合、さらに混乱してしまうことも考えられます。


また、普段から直接的にコミュニケーションを取ることが少ない状況では、些細な言葉が誤解を

生んでしまうこともあるかもしれません。どんな言葉が不安や自己否定に感じられるかを想像するのが難しいこともあると思いますが、こういった誤解を減らすために、私たちが意識して心掛けるべきことがあると思っています。


「伝えること」だけでなく、「伝わるように工夫すること」や「相手を知ろうとする姿勢」が欠かせません。


これからも、一人ひとりに合わせたサポートを大切にしながら、「今、この方のお困りごとに対して、自分にできることは何か?」を考え、関わっていきたいと思います。


私自身も、日々いろんなことがありますが、前を向いて進みながら、誰かの力になれるよう、これからも真摯に向き合っていきたいと思います。


 
 
 

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