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手話を学ぶことで得られること

更新日:1月20日


手話を学ぶことは、新しい言語を覚えるということ。また 人との関わり方や、物事の見え方そのものを広げてくれる学びにもなります。「話す」「聞く」だけがコミュニケーションではありません。

ここでは、手話を学ぶことで得られるものについて、ご紹介したいと思います。


1.コミュニケーションの幅が広がる


手話を学ぶことで、聴覚に障がいのある人たちと、 直接コミュニケーションを取れるようになります。


これまで出会えていなかった人と出会い、 その人の考え方や経験に触れる機会が生まれます。

また、騒がしい場所や緊急時など、 音声でのやりとりが難しい場面でも、 手話は有効なコミュニケーション手段になります。


「伝えたい」「分かり合いたい」という気持ちを、 別の形で届けられるようになることは、大きな力になることもあるかもしれません。


2.新しい文化への理解が深まる


手話は、単なる手の動きのではありません。 そこには文法があり、表現があり、 そして文化があります。手話を学ぶことで、 聴覚障がい者のコミュニティが大切にしてきた歴史や価値観、 世界の捉え方に触れることができるでしょう。


それは「違いを知る」だけでなく、 「違いを尊重する」感覚を育ててくれます。多様性を自然に受け入れられるようになることは、 これからの社会を生きるうえで、とても大切なことだと思います。


3.脳が活性化し、認知能力が高まる


言語学習全般に言えることですが、 手話の学習も脳をしっかり使います。

手話では、以下のことを同時に行います。


  • 見て理解する

  • 動きを覚える

  • 空間を意識する


そのため、記憶力や 空間認識能力などが刺激され、 脳の活性化につながると考えられます。「体や脳を使って覚える言語」だからこそです。


4.表現力が豊かになる


手話は、手だけで伝える言語ではありません。 表情や視線、体の動きなど、 全身を使って意味や感情を表現します。


そのため、自然と「相手の表情をよく見る」「気持ちを汲み取ろうとする」力が身についていきます。


これは、音声を使った日常の会話においても、 相手との関係をより良くする助けになります。「伝える力」は、手話以外の場面でも活きていきます。


5.キャリアの可能性が広がる


手話のスキルは、 医療、教育、福祉、接客、エンターテインメントなど、 さまざまな分野で活かすことができます。専門的に学べば、手話通訳士という道もありますし、 そうでなくても、 職場で多様な人と関われる力は大きな強みになると思います。


「誰かの困りごとにサポートする」「橋渡しができる」そんな存在として、社会に関わる選択肢が広がっていくでしょう。


6.個人的な成長と共感力が育つ


手話を学ぶ過程では、 思うように伝わらないもどかしさや、 何度も練習する根気が必要になることもあります。


その経験を通して、 忍耐力や集中力、 そして「相手の立場で考える力」が育っていくでしょう。

聴覚に障がいのある人の視点を知ることで、これまで当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなかったと気づくこともあるでしょう。


その気づきは、 大きな一歩です。


◼️ 手話を学ばないと、どうなるのか


手話を学ばないからといって、 すぐに困ることが起きるわけではありません。ただ、ひとつ言えるのは、 出会えるはずだった人や、 知れたはずの世界に触れにくくなるかもしれません。


◼️ コミュニケーションの機会の喪失


聴覚に障がいのある人と、 直接やりとりする手段を持たないままだと、 関わる機会そのものが少なくなります。それは決して「悪いこと」ではありませんが、 少しもったいないことかもしれません。


◼️ おわりに


私にとって手話は、 学んで身につけたスキルというより、 生活の中に自然にある「言語」です。だからこそ、 手話を学ぶことで広がる世界を、 多くの人にも知ってもらえたらと思っています。


手話は、 「特別な人のためのもの」ではありません。表現を豊かにしたいとか、もし少しでも興味を持ったなら、 まずは知ることから、触れることから始めてみてくださいね。


その一歩が、 あなた自身の世界を広げてくれるはずです。


 
 
 

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