top of page

伝わらないのは、相手が悪いわけではない

私は補聴器をつけても音が入らないので、口で読み取りながらコミュニケーションをとっています。ですが、段々に読み取りにくくなってきている感じがします。


それはなぜかというと1回ですべて読み取れないことが多くなったから。


(2回目、3回目でやっと分かる感じ)



そんなときにある人から私が聞こえないと分かっていながら、1回で読み取れんの?わからんの?と言われ、



私は、


1回で読み取れることもあれば、読み取れないこともあるから、全て1回で読み取れるとは限らない。今のは読み取れなかった。


とそう伝えました。



全く手話を覚える気がなかった父が最近、父自身の中で、私とのコミュニケーションが取りにくくなってきているのを感じたからか、今になって、手話を覚える気になったそうだ。



30年も一緒に暮らしているとか、


今更とかではなく、手話を覚えると自分の口から言ってくれたことが、すごくうれしかった。



会話しながらやると早く身につくけど、聴者は日本語が第1言語なので、難しいのは当たり前です。長い時間かけてやれば、身につくと思いますかね。



父がどこまで手話を覚えてくれるか楽しみです。母は、手話奉仕員養成講座にいったり、私が手話を度々教えたことでまあまあ使える方です。



コミュニケーション方法は、多様です。


その中で大切なことがあります。


それは、単に「伝えた」だけにならないように、


「相手に伝わる」これが一番大切です。



なぜなら、


「伝えた」は、一方的。


ということなので、相手に伝わらなかったり、相手がわからなかったというのでは、コミュニケーションでは成り立ちません。



「相手が理解した」そこで初めて伝わったということになります。これがコミュニケーションでは大事ではないでしょうか。



「伝えた」「伝わる」この微妙な日本語ですが、意味は大きく異なります。


そこあたりの勘違いが多いのは事実です。



実際に私の経験の中でも、相手は伝えた!とはっきりいうけど、実際に伝えてくれた私にとっては、言っている意味を掴むことができず、わからなくて、コミュニケーションミスが多発することがありました。



また、私も相手に応じた話し方ができてないことにより、相手に伝わらなかったという事もあります。それは全て自分にあるレベルや基準を中心に話していたのが原因。全ての人に伝わるとは限らないから。



例えば、大人と幼児の子供との会話で、色々なことを学び知識のある大人が知ってる言葉をいくら使っても、幼児の子供には伝わらない。



コミュニケーションは、自分と相手がいるので、


相手に伝わる、ことを意識したら、(方法が分かっていれば)


相手がどんな人であろうとも、相手に応じたコミュニケーションをすれば、スムーズにいくと思います。

 
 
 

Comments


bottom of page